16.保存・印刷・クリップボード
本章では、レイヤデータの保存、出力、印刷等について説明します。
機能 説明
SHAPE出力 選択されているレイヤのデータをシェープファイルに出力します。
※検索されたデータの保存(出力)については、「10.1 領域検索」「10.2 DB項目値検索」を参照して下さい。
CSV出力 選択されているレイヤのデータをCSVファイルに出力します。
※検索されたデータの保存(出力)については、「10.1 領域検索」「10.2 DB項目値検索」を参照して下さい。
画像保存 画面に表示されている地図を画像ファイルとして出力します。
※出力形式: JPG, PNG, GIF, BMP
印刷 画面に表示されている地図を印刷します。
クリップボード 画面に表示されている地図をクリップボードにコピー・記憶します。
他のソフトで、その画像を活用することができます。
16.1 シェープ出力
現在選択中のレイヤのデータをシェープファイルに出力します。
テキスト(文字)、画像、Exif画像、添付ファイルレイヤは、以下の図形種別(シェープ・タイプ)で出力されます。
レイヤ種別 シェープ・タイプ 備考
ポイント(点)レイヤ ポイント(Point)  
ポリライン(線)レイヤ ポリライン(PolyLine)  
ポリゴン(面)レイヤ ポリゴン(Polygon)  
テキスト(文字)レイヤ ポリゴン(Polygon) 四角形の図形として出力されます。
画像レイヤ ポイント(Point) 点データとして出力されます。
Exif画像レイヤ ポイント(Point) 点データとして出力されます。
添付ファイルレイヤ ポイント(Point) 点データとして出力されます。
@ 「保存・印刷・クリップボード」タブを選択します。
A 「SHAPE出力」をクリックします。
B DB項目の情報が表示されますので、シェープファイルに出力したくないDB項目は、「出力しない」に
チェックを入れます。
C 「出力開始」ボタンをクリックします。
D ファイルの保存ダイアログが表示されますので、保存先のフォルダを選択、または作成します。
E ファイル名の入力箇所にレイヤ名が設定されていますので、必要に応じて、入力し直して下さい。
ファイル拡張子の入力は不要です。
F 「保存」ボタンをクリックします。
保存先のフォルダに以下の拡張子のファイルが生成されます。
「shp」 ・・・ 図形情報のファイル
「shx」 ・・・ インデックスファイル
「dbf」 ・・・ DB属性情報のファイル
シェープファイルを読み込む時はこれらの3種類のファイルを必要とします。
3つのファイルをセットで管理して下さい。
16.2 CSV出力
現在選択中のレイヤのデータをCSVファイルに出力します。
テキスト(文字)、画像、Exif画像、添付ファイルレイヤは、以下の図形種別で出力されます。
レイヤ種別 図形タイプ(シェープタイプ)
テキスト(文字)レイヤ ポリゴン(Polygon)
画像レイヤ ポイント(Point)
Exif画像レイヤ ポイント(Point)
添付ファイルレイヤ ポイント(Point)
【出力形式】
データNo, [DB項目名], [DB項目名], [DB項目名], ・・・・・
[データタイプ], [データタイプ], [データタイプ], ・・・・・
[小数点以下桁数], [小数点以下桁数], [小数点以下桁数], ・・・・・
[データNo], [DB項目値],  [DB項目値],  [DB項目値], ・・・・・
(例) ポイント(点)レイヤのCSVファイル出力例
データNo, 建物の数, 平均面積, 日付, 備考, 図形種別, 座標値
N, N, D, C,
0, 2, 0, 0,
1, 15, 345.67, 20130902, 強固, POINT, 座標値, "34.77141536589018 135.40047512604212"
2, 23, 222.34, 20130902, 強固, POINT, 座標値, "34.77141536580000 135.40047512600000"
3, 44, 333.56, 20130902, 強固, POINT, 座標値, "34.77141536589999 135.40047512699999"
1行目
先頭列は、「データNo」で固定、最後の2列は「図形種別」「座標値」で固定、
その間は、出力するDB項目の項目名です。
2行目
DB項目のデータ型を指定しています。
C 文字型
N 数値型
N 数値型
D 日付型
3行目
小数点以下桁数を指定しています。
整数の場合は、「0」が設定されます。
4行目以降
4行目以降は、DB項目値、図形の緯度・経度座標値等が格納されます。
1列目は、出力時のデータNo、2列目からはDB項目値が並び、その後に
図形の種別(POINT, POLYLINE, POLYGON)、「座標値」、各端点の座標データが並びます。
(注意) 「データNo」について
「データNo」はファイルを読み込んだとき、または画面から図形を登録したときに付けられる連番号
です。
よって、「データ削除⇒ファイル保存⇒ファイル読込み」を行うと以前と異なるデータNoが割り付け
られていることがあります。データ固有の番号ではありません。
16.3 画像出力
現在表示されている地図の画面を画像ファイルとして出力します。
(注意) 背景画像が表示されている場合、国土地理院背景地図等利用規約により画像の保存(出力)は
      できません。「画像保存」のボタンが有効になりません(非活性)。
@ 「保存・印刷・クリップボード」タブを選択して下さい。
A 「画像保存」をクリックします。
B 「画像出力」画面が表示されますので、画像のファイル形式を選択して下さい。
C 出力画像の確認画面が表示されますので、「はい」をクリックして下さい。
D ファイルの保存ダイアログが表示されますので、ファイル名を入力し、「保存」ボタンをクリックして下さい。
※ファイル拡張子の入力は不要です。
16.4 印刷
現在表示中の地図画面を印刷します。
本ソフトウェア独自の印刷プレビュー機能があり、印刷時の画像のサイズ、実際の用紙に印刷
したときの用紙と画像サイズとのバランスを確認することができます。
@ 「保存・印刷・クリップボード」タブを選択して下さい。
A 「印刷」をクリックします。
ご利用のパソコンに接続されているプリンタの印刷設定画面が表示されます。
B プロパティの設定を行い、「印刷」ボタンをクリックします。
プリンタのプロパティで、
印刷範囲
用紙サイズ
印刷方向(縦・横)
等を決めて下さい。
C 本ソフトウェアの機能のプレビュー画面が表示されますので、
「○〜」ボタン、またはマウスホイールを前後に動かして画像の印刷サイズを調整して下さい。
【画面の説明】
・マウスホイール 前後に動かすことにより、画像のサイズを調整できます。
・「印刷」 印刷を開始します。
・「キャンセル」 印刷をキャンセルします。
・「縮尺」 画像の縮尺率を表示します。
・「全体自動縮小」 1枚の用紙に収まるようにサイズを自動で調整します。
・「縮小なし 画像を拡大、縮小せずに原図のままのサイズで表示します。
・「90%縮小」 90%に縮小して表示します。
・「80%縮小」 80%に縮小して表示します。
・「70%縮小」 70%に縮小して表示します。
・「4/4」 プレビュー画面での画像の表示サイズを4/4(等倍)にします。
印刷時の画像サイズとは関係はありません(以下、同様)。
・「3/4」 プレビュー画面での画像の表示サイズを3/4にします。
・「2/4」 プレビュー画面での画像の表示サイズを2/4にします。
・「1/4」 プレビュー画面での画像の表示サイズを1/4にします。
16.5 クリップボード
現在表示中の地図画面をパソコンのクリップボードにコピー、記憶します。
他のソフトで、その画像を利用することができます。
「貼り付け」または [Ctrl]+[v] の操作でクリップボードに記憶された画像がそのソフトの画面にコピー、表示
されます。
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