12.主題図の作成
主題図の作成機能は、以下の6つがあります。
レイヤ種別
主題図の種類 説明
DB項目値表示 DB項目の値を表示します。
段階色区分 DB項目値の値の大小により図形に段階的な色付けをします。
項目値色区分 項目値の値ごとに設定した色で図形を表示します。
条件式色区分 条件に合致した図形を指定の色で表示します。
グラフ表示 DB項目の値の大小をグラフ化して表示します。
円スケール表示 ポイント(点)を中心とした多重円のスケールを表示します。
点: ポイント(点)レイヤ 文: 文字レイヤ 添: 添付ファイルレイヤ
線: ポリライン(線)レイヤ 画: 画像レイヤ 付: 付箋紙レイヤ
面: ポリゴン(面)レイヤ E: Exif画像レイヤ 吹: 吹出しレイヤ
※ポイント(点)レイヤの場合は、主題図の種別により、アイコンが以下の形状に切り替わります。
段階色区分    
 
   
(丸型)            
項目値色区分
 
 
(四角形)            
条件式色区分
 
 
(六角形)            
円スケール表示 通常アイコン
           
12.1 DB項目値表示
地図の図形上に指定されたDB項目の値を表示する機能です。
「主題図作成」タブの「DB項目値表示」をクリックすると以下のメニューが表示され、「DB項目値表示」を
選択すると編集画面が表示されます。
メニューの「表示の解除」をクリックすると、DB項目値表示の表示が解除されます。
以下の設定を行うことができます。
・DB表示項目の指定(複数個の指定が可能)
・全選択
全DB項目が選択されます。
・全解除
全DB項目が未選択になります。
・文字サイズ
DB項目値の表示文字サイズを設定します。
・文字サイズのスライダー
スライダーを左右に動かして大きさを調整して下さい。
地図内のDB表示項目値の表示文字がスライダーに連動して大きさが変化します。
文字サイズの入力エリアの文字も変化します。
・項目No
チェックを入れると、DB項目値の左側に、そのDB項目の番号を表示します。
・桁区切り表示(数値)
DB項目が数値の場合に、桁区切り(,)を表示するか、しないかを指定できます。
・DB項目値の表示位置の微調整
矩形内の赤をマウスで移動し、表示位置を微調整できます。
地図内のDB表示項目値がマウスの移動に追随して移動します。
他データとの重なりを防いだり、見易くしたりすることができます。
●「プレビュー」ボタン
設定・編集した内容を地図上のDB項目値表示に反映します(確定ではありません)。
●「設定・終了」ボタン
設定・編集された内容を確定、保存し、画面を閉じます。
●「キャンセル」ボタン
設定・編集された内容を保存せずに、画面を閉じます。
(注意)
DB項目の編集をおこなった場合は、DB項目表示の設定情報は破棄されます。
12.2 段階色区分
DB項目値の値の大小により図形の色階調を変化させて表示することができます。
(DB項目の中に数値項目がなければ、この機能は呼び出すことができません)
「主題図作成」タブの「段階色区分」をクリックすると以下のメニューが表示されます。
メニューから「段階色区分」を選択すると編集画面が表示されます。
メニューの「表示の解除」をクリックすると、段階色区分の
表示が解除されます。
※凡例は、マウスのドラッグ操作で移動させることができます。
・DB項目の選択
どのDB項目を用いて、段階色区分表示するかを選びます。
選択されたDB項目が地図の段階色区分に反映します(プレビューのみで、確定ではありません)。
※数値のDB項目のみがリストに登録されています。
・DB項目最大値
選択されたDB項目の最大値が表示されます。
・DB項目最小値
選択されたDB項目の最小値が表示されます。
・色分け数
1〜20の設定が可能です。
地図に設定値が反映します(プレビューのみで、確定ではありません)。
・色階調の自動設定
最上段の色と最下段の色を用いて、その間の色階調を自動で生成し、設定します。
地図に設定値が反映します(プレビューのみで、確定ではありません)。
・色の表示エリア
色の表示エリアをクリックし、その部分の色階調を設定することができます。
地図に設定値が反映します(プレビューのみで、確定ではありません)。
最上段、最下段の色階調をこの方法で設定し、「色階調の自動生成」ボタンをクリックすると
最上段、最下段の色階調を用いて、再度、その間の色階調を再設定することができます。
・境界値の編集
色分け数が設定されると、最上段、最下段の値を用いて、その間の境界値が自動生成され
ますが、個別に再設定することもできます。
境界値の表示エリアをクリックし、境界値を入力して下さい。
上下の値に注意し、上下の値の範囲内の値を設定して下さい。
(「プレビュー」「設定・終了」ボタンをクリックするまでに整合性がとれていればOKです)
・透過度
色の透過度を調整します。
地図に設定値が反映します(プレビューのみで、確定ではありません)。
・線種
線の種別を指定します。
地図に設定値が反映します(プレビューのみで、確定ではありません)。
・線幅
線幅を指定します。
地図に設定値が反映します(プレビューのみで、確定ではありません)。
・線の色
線の色を設定します。
地図に設定値が反映します(プレビューのみで、確定ではありません)。
・単位
凡例に表示する数値に単位も合わせて表示したい場合に設定します。
・桁区切り表示
桁区切りの表示有無を指定します。
●「プレビュー」ボタン
境界値、単位、桁区切り表示を変更し、地図上での表示状態を確認したい場合は、
「プレビュー」ボタンをクリックして下さい。
他の項目は、設定・編集と同時に地図画面に反映します(確定ではありません)。
●「設定・終了」ボタン
設定・編集された内容を確定、保存し、画面を閉じます。
●「キャンセル」ボタン
設定・編集された内容を保存せずに、画面を閉じます。
(注意)
@ DB項目の編集を行った場合は、段階色区分の設定情報は破棄されます。
A 「項目値色区分」「条件式色区分」の主題図を表示すると、一旦、この「段階色区分」の表示は
解除されますが、設定した情報はそのまま保持しています。「段階色区分」を再度、呼び出すと
前回の設定状態が再現されます。
12.3 項目値色区分
項目値の値ごとに設定した色で図形を表示します。
「主題図作成」タブの「項目値色区分」をクリックすると以下のメニューが表示されます。
メニューから「項目値色区分」を選択すると編集画面が表示されます。
メニューの「表示の解除」をクリックすると、項目値色区分の
表示が解除されます。
・項目選択
DB項目を選択します。
・描画属性
「描画属性」ボタンをクリックすると、描画属性の編集画面が表示され、ポリゴン(面)の枠線の
線種、線幅、枠線の色、塗潰しの色を設定することができます。
・ランダム色を設定
「ランダム色を設定」ボタンをクリックすると、乱数を元に生成した色合いが各値の色として
設定されます。個別に色を設定したい場合は、上記の「描画属性」で変更して下さい。
・初期の色に戻す
「初期の色に戻す」ボタンをクリックすると、すべての値の設定色がレイヤの描画属性の色に
戻ります。
・透過設定
透過度を変更します。
・線種
線種を選択する画面が表示されます。
線種を選択して、「設定・終了」ボタンをクリックして下さい。
・線幅
線幅を選択します。
●「プレビュー」ボタン
設定・編集した内容を地図上の項目値色区分表示に反映します(確定ではありません)。
●「設定・終了」ボタン
設定・編集された内容を確定、保存し、画面を閉じます。
●「キャンセル」ボタン
設定・編集された内容を保存せずに、画面を閉じます。
(注意)
@ DB項目の編集を行った場合は、項目値色区分の設定情報は破棄されます。
A 「段階色区分」「条件式色区分」の主題図を表示すると、一旦、この「項目値色区分」の表示は
解除されますが、設定した情報はそのまま保持しています。「項目値色区分」を再度、呼び出すと
前回の設定状態が再現されます。
12.4 条件式色区分
DB項目値に対して設定された条件式、条件値で検索されたデータ(図形)を、指定された描画情報で
表示します。
文字型のDB項目に対しては、以下の条件指定ができます。
・一致 文字列が一致する。
・不一致 文字列が一致しない。
・前方位置 文字列の前方部分が一致する。
・後方一致 文字列の後方部分が一致する。
・前方位置(not) 文字列の前方部分が一致するデータ以外のデータを抽出する。
・後方一致(not) 文字列の後方部分が一致するデータ以外のデータを抽出する。
・中間一致 文字列の中間部分が一致する。
数値型、日付型のDB項目に対しては、以下の条件指定ができます。
・項目値=条件値 数値が一致する。
・項目値<>条件値 数値が一致しない。
・項目値>条件値 数値が条件値より大きい。
・項目値<条件値 数値が条件値より小さい。
・項目値>=条件値 数値が条件値以上。
・項目値<=条件値 数値が条件値以下。
「主題図作成」タブの「条件式色区分」をクリックすると以下のメニューが表示されます。
メニューから「条件式色区分」を選択すると編集画面が表示されます。
メニューの「表示の解除」をクリックすると、条件式色区分の
表示が解除されます。
・条件式
条件の式を選択します。
複数の項目に対して条件式を設定することができます。その場合、複数の条件を満たしたデータが
検索の対象となります。
・条件値
検索条件の値を設定します。
※空白を指定することができます。
文字型の場合: 空のデータ、または空でないデータを検索することができます。
数値型の場合: 空のデータ、または空でないデータを検索することができます。
上記の条件での検索結果(人口が20万人以上の行政区を色区分表示)
●「プレビュー」ボタン
設定・編集した内容を地図上の条件式色区分表示に反映します(確定ではありません)。
●「設定・終了」ボタン
設定・編集された内容を確定、保存し、画面を閉じます。
●「キャンセル」ボタン
設定・編集された内容を保存せずに、画面を閉じます。
(注意)
@ DB項目の編集を行った場合は、条件式色区分の設定情報は破棄されます。
A 「段階色区分」「項目値色区分」の主題図を表示すると、一旦、この「条件式色区分」の表示は
解除されますが、設定した情報はそのまま保持しています。「条件式色区分」を再度、呼び出すと
前回の設定状態が再現されます。
12.5 グラフ表示
指定したDB項目の値を用いて、地図画面上に円グラフ、角柱グラフ、円柱グラフを表示します。
「主題図作成」タブの「グラフ表示」をクリックすると以下のメニューが表示されます。
メニューから「グラフ表示」を選択すると編集画面が表示されます。
メニューの「表示の解除」をクリックすると、グラフ表示の表示が解除されます。
※凡例は、マウスのドラッグ操作で移動させることができます。
・DB項目選択
グラフ表示の対象とするDB項目を選択します。
・グラフ種別選択
グラフの種別(円、角柱、円柱)を選択します。
・右図サイズ時の値
右に表示されているグラフのサイズのときの値を設定します。
・サイズ0次の値
グラフのサイズが0のときの値を設定します。
・単位
凡例に表示する単位と設定します(DB項目選択で選択された項目の単位)。
・(1)〜(4)
図形上に表示されるグラフと共に、最大4つまでのDB項目値を表示することができます。
・単位・備考
上記で選択されたDB項目の単位。必要に応じて設定して下さい。
・区切り(,)を表示する(数値項目)
凡例、及び(1)〜(4)で設定されたDB項目値を区切り記号表示の有無を設定します。
・白抜きで表示する
(1)〜(4)で設定された項目値を白抜きで表示することができます。
・グラフのサンプル描画エリア
グラフのサンプル描画エリア内でマウスホイールを前後することにより、グラフのサイズを調整
することができます。
「グラフの大きさ」のスライダーが連動して動きます。
・色選択
「色選択」ボタンをクリックすると、色見本の画面が表示されます。
色を設定し、「設定・終了」ボタンをクリックして下さい。
【色の編集方法】 ・・・ 3通りの方法があります。
・スライダーを左右に移動させて、赤、緑、青、透過度合いを調整する。
 左上の色サンプルも変化します。
・左上の円の中で、マウスを移動させて、赤、緑、青、透過度合いを調整する。
 中心に向かうほど、透過の度合いが高くなります。
 マウスの動きに連動して、スライダーが該当位置に移動し、左上の色サンプルも変化します。
・「色見本表示」ボタンをクリックし、色見本の画面から色を選択する。
・グラフの大きさ
グラフのサンプル描画エリア、またはこのスライダーでグラフの大きさを調整できます。
スライダーに連動して、サンプル描画エリアのグラフが変化します。
・透過度
グラフ図形の透過度合いを調整します。
・表示位置調整
図形に対するグラフの表示位置を微調整します。
他データとの重なりを防いだり、見易くしたりすることができます。
●「プレビュー」ボタン
設定・編集した内容を地図上のグラフ表示に反映します(確定ではありません)。
●「設定・終了」ボタン
設定・編集された内容を確定、保存し、画面を閉じます。
●「キャンセル」ボタン
設定・編集された内容を保存せずに、画面を閉じます。
(注意)
DB項目の編集をおこなった場合は、DB項目表示の設定情報は破棄されます。
12.6 円スケール表示
ポイント(点)を中心とした多重円のスケールを表示します。
「主題図作成」タブの「円スケール表示」をクリックすると以下のメニューが表示されます。
メニューから「円スケール表示」を選択すると編集画面が表示されます。
メニューの「表示の解除」をクリックすると、円スケール表示の表示が解除されます。
・距離の単位
距離の単位を「Km」「m」から選択します。
・半径
半径の距離を入力します(最大4つまで)。
・半径距離を地図上に表示する
表示する場合は、チェックをいれます。
・線種変更
線種を設定する画面が表示されます。
線種を選択し、「設定・終了」ボタンをクリックします。
・枠線・塗潰し色の編集方法 ・・・ 3通りの方法があります。
・スライダーを左右に移動させて、赤、緑、青、透過度合いを調整する。
 左上の色サンプルも変化します。
・左上の円の中で、マウスを移動させて、赤、緑、青、透過度合いを調整する。
 中心に向かうほど、透過の度合いが高くなります。
 マウスの動きに連動して、スライダーが該当位置に移動し、左上の色サンプルも変化します。
・「色見本表示」ボタンをクリックし、色見本の画面から色を選択する。
●「プレビュー」ボタン
設定・編集した内容を地図上のグラフ表示に反映します(確定ではありません)。
●「設定・終了」ボタン
設定・編集された内容を確定、保存し、画面を閉じます。
●「キャンセル」ボタン
設定・編集された内容を保存せずに、画面を閉じます。
12.7 主題図状況一覧
各レイヤの主題図の設定状況を一覧表として表示します。
どのレイヤが、どの主題図を設定しているかを確認することができます。